数学の学習について

セルフ・マスキャリアの数学支援は以下の点です。

「予習重視」

四則演算・分数計算・一次方程式等の計算ができないお子さんを除いて予習学習を進めていきます。
予習を行うことで学校の授業に余裕が生まれ、毎日の学習は学校の授業で行う習慣が身につきます。

学校の授業のなかで、数学の学習を行うことが一番大切です。
数学の点数が取れるお子さんと取れないお子さんの違いは、学校の授業時間で頭を動かしているかどうかです。
「数学が嫌い」という感情や「数学が苦手」という感覚が無意識に頭の動きを止め学習にストップをかけています。

「無意識のストップ」これを解除するのは個人の意思のみ

学習において一番大切なことは、頭が動いているかどうかを見極めることです。
いくら紙に数学の公式を書いて学習をしても無意識に頭が動いていない状態ですとただの手の運動に過ぎません。
膨大な数学の宿題を対処しようと短時間で答えを見ながら書き写しても何も残らないのは、そのような理由によることだと思われます。

ノートをとる。公式を書き写す。それは学習行為の一環ですが。学習ポーズの一環でもあります。
心が開き、頭が動いてはじめて学習が開始されます。
無意識にストップをかけて学習ポーズをいくら繰り返しても、ただの自己満足的な学習を繰り返すだけで余り進歩がありません。

「無意識のストップ」これを解除するのは本人の意思のみです。親や学校の先生は何もできません。
自身の心に相談し本当にやる気になり学習を行う意思を持つこと。
そのためにどのようなことをすれば良いのか?それを考え実行していくことが重要だと考えます。

「目標重視」

「無意識のストップ」を解除するためには、本人が本当に望む学習の目標を持つことだと思います。
よってテストの点数を上げるためだけの学習は推奨しません。
あくまで計算力と数学の知識を上げるための学習を行い、目標が定まったらその目標に対しての学習を行っていきます。

中学数学・学習項目

 計算関数図形確率・統計整数・集合命題
 正の数、負の数
 文字と式
 一次方程
 連立方程式 
 展開、因数分解
 平方根
 二次方程式
 三平方の定理
比例と反比例
一次関数
二次関数




平面図形
空間図形
証明(合同) 
証明(相似)
円の性質
三平方の定理

確率
資料の活用
標本調査




自然数
循環小数
無理数・有理数
有効数字



高校数学・学習項目

高校の数学項目は、数学ⅠⅡⅢの項目と数学ABCの項目を分けて捉えていくことが大切です。

【注意点】 
数学Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ  → 段階的・連続的な学習をしないと理解できない。(関数・微分積分関連分野)
数学 ABC  → 各分野で独立している。断片的学習が可能  (整数・図形・確率関連分野)

 高校数学ABC大学数学 一般教養高校数学Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ大学数学 専門大学 物理
 場合の数と確率
 図形の性質
 整数の性質
 数列
 確率分布と
 統計的な推測
 ベクトル
 複素数平面
 二次曲線
 媒介変数/極座標





確率統計
線形代数













位相空間
微分積分













数と式
集合と命題
二次関数
図形(三角比)
データーの分析
式と証明・
複素数と方程式
図形と方程式
三角関数
指数関数・対数関数
微分法・積分法
関数
極限
微分法
微分法の応用積分法とその応用
常微分方程式
偏微分方程式
ベクトル解析
複素関数
フーリエ解析
ラプラス変換









力学
熱力学
電磁気学
振動・波動











高校数学は、大學一般教養数学となる「微分積分」「線形代数」「確率統計」につながり、
「微分積分」「線形代数」がさらに大學の専門的な数学につながっている点を理解することが大切です。

さらに専門数学と物理の関係性、それら物理学がもたらした科学技術の発展等、
社会との結びつき・歴史的視点で捉えていくことが最も重要だと考えます。